Marty Friedman著「Dreaming Japanese」
メタルバンド・メガデスの元ギタリストで(という前置きが本人は嫌らしいけど)J-Popにハマって日本に移住し、音楽活動だけでなく「外人タレント」としてバラエティに引っ張りだこになったマーティ・フリードマンの自伝。まあ度合いの極端さはともかく、わりとよくいる、日本が大好きすぎる(割に日本の音楽を全部J-Popと一括りにしてしまっている)白人男性の話だし、音楽なんて興味ないのにロックスター目当てに押しかけてくる(と著者が揶揄する)日本人女性を性的に食いまくる内容(現在のパートナーと結婚する以前の話)で、印象そのままじゃん!と思いつつ、自分がやる音楽には真摯だし、まあ存在自体がおもしろい人の自伝なので、そこそこおもしろい。しかしまあ何度も「日本は単一人種の国」と強調してたりと、日本について雑な内容も書かれているので、日本で出版されることがあるとしたらどうなるのかな。ちなみにかれの演奏はわたし好きです。