Sam Kerr著「My Journey to the World Cup」

Sam Kerr

Sam Kerr著「My Journey to the World Cup

女子サッカー・オーストラリア代表にして世界最高のフットボーラーの一人とされる著者が2023年女子ワールドカップ前に出版した自叙伝。

自叙伝とはいうものの、内容はだいたいスポーツ一家に育った著者が、はじめはオーストラリア式フットボールで遊んでたけどサッカー(協会式フットボール)をはじめて頭角を現し頑張って世界最高峰の選手になりました、的な話で、それほど盛り上がりはない。ただでさえ短い文章に当人や周囲の人たちのインタビューや女子サッカーの豆知識などが散りばめられていて、ワールドカップ前になにか本を出しちゃえ、って感じで出された本だという印象。でも彼女カッコいいし好きだよ!てか著者はもちろん(?)クィアで、カノジョはアメリカ代表。

女子サッカー選手の本ではアメリカ代表(今季で引退表明)のMegan Rapinoe著「One Life」、元アメリカ代表のBriana Scurry著「My Greatest Save: The Brave, Barrier-Breaking Journey of a World Champion Goalkeeper」、Abby Wambach著「Wolfpack: How to Come Together, Unleash Our Power, and Change the Game」を紹介しているので、そちらも是非。というか読むならそっちを読んだ方が。