Mike Pepi著「Against Platforms: Surviving Digital Utopia」
テクノユートピア主義批判の本。著者はテクノロジストでもあり、反テクノロジー論ではない。
インターネットは物理的な限界にとらわれず自由で民主主義的で非中央集権的で…といった夢が無惨に裏切られたいま、またもやWeb3だとか人工知能だとかを通して新たな夢を売り込み政治ではなく技術による問題解決を推進するプラットフォーム資本主義に対して、テクノロジーを良い方向に使うためのユートピア主義解体と政治の再生を目指す。まあ分かるけど、類書と比べれこれを読むべき理由はないかなと。