Babas著「How to Train Your Human: A Cat’s Guide」
人類が世界中のあらゆる地域に蔓延った結果、人類と共存せざるを得なくなった猫たちが、人類の特性について学び、うまく人間を飼いならして自分たちの世話を見させるノウハウが詰まった本。「イタリア語からキャサリン・グレゴーが翻訳」したと書かれているけれど、この本を書いた猫がイタリア語で書いたのか、それとも猫語から誰かがまずイタリア語に翻訳して出版されたのち英訳されたのかは不明。ていうかキャサリン・グレゴーさんの種族も不明だわ。
いやあ、猫は可愛さだけで人間を狂わせて好き勝手に生きているかと思いきや、人類を思ったとおりに動かすために意外と細かく努力してるんだなあという感想をもった。あと、人類の謎についてさまざまな考察が行われているけど、わざわざ猫のためのトイレを設置して頻繁に排泄物を収集する人類がそれを何に使っているのかは、確かに考えたくない。うげえ。でもまあ、割とヘヴィーなテーマの本を読むことが多いので、たまにはこういう本を読むのも楽しい。
