Julian Aguon著「No Country for Eight-Spot Butterflies」

値下がりしました: ¥382 (12%) 配送料 ¥450 12月 14-23日にお届け 詳細を見る アメリカ合衆国にお届け 在庫あり。 在庫状況について 代わりにKindle電子書籍が利用可能になりました。無料Kindleアプリでどのデバイスでもお読みいただけます。今すぐ聴こう。 Audibleをお試しください。 数量: カートに入れる 今すぐ購入 お客様情報を保護しています 出荷元 RAREWAVES-JP 販売元 RAREWAVES-JP (5606件の評価) 出荷元 RAREWAVES-JP 販売元 RAREWAVES-JP (5606件の評価) リストに追加 この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する 2点すべてのイメージを見る 著者をフォロー Julian Aguon フォロー No Country for Eight-Spot Butterflies

Julian Aguon著「No Country for Eight-Spot Butterflies

チョモロ(グアム先住民)でクィアの人権弁護士・環境活動家の著者によるエッセイ集。

米国の海外領土でありながら大統領選挙に参加する資格がなく一人だけいる連邦議員は決議に参加できない地位に置かれているグアムは、面積の1/3を米軍基地により占拠され、沖縄に駐留する米軍の縮小にともなってその規模はさらに拡大しつつある。基地による直接の環境破壊はもちろん、チョモロの人たちにほとんど責任がない地球温暖化によって島の気候は乱され、先祖代々の大切な土地が海中に沈んでいる。そこで育つ子どもたちは自分たちのことを自分たちが決められるという実感を得られず、諦めが蔓延する。

本書はそうした状況に置かれたグアムで、先住民の自治権とこれからも自分たちの島で健康に生きていくために必要な環境を守るために戦ってきた弁護士・活動家が自身の生い立ちとチョモロの人たちが置かれた政治的状況を絡めつつ書いたエッセイを集めた短い本。それぞれのエッセイも短めで、20章に対談を加えてもたったの128ページだけれど、エッセイの締めが絶妙でなにかが足りていないというわけではないのだけどもっと読みたいという気持ちをずっと抱き続けてしまった。みんなに読んでほしい。